羽ばたく!〜甲子園からプロ野球へ

2012年夏の甲子園決勝戦。第94回全国高校野球選手権大会(甲子園)は青森県代表の光星学院高校が大阪桐蔭学園高校と対戦し、惜しくも優勝旗を逃した。しかし、2011年夏、2012年春、同夏の3季連続の準優勝は史上初の快挙。
チームを牽引したのは、出身地の大阪で小学校からの盟友であったキャプテン田村龍弘、北條史也の両選手。
2013年からは田村君は千葉ロッテマリーンズ背番号45、北條君は阪神タイガース背番号 2のプロ選手となる。
2012年暮れ、光星学院高校野球部OBで、小中学生の指導や高校野球の解説者を務める鶴飼忠晴さんに伴い光星学院の寮に両選手をたずねた。

『生命の革命が必要なんや』 トランペッター近藤等則(再録)〜2012年12月...

ジャズトランペッター近藤等則さんの2年ぶりの八戸ライブが決定(2012年12月1日〈土〉八戸 フラット)。2008年11月「東門」ライブ終了後に行った近藤等則さんのインタビューを再掲載します。現代社会の人間と地球環境に対するメッセージは東日本大震災を経験した今、さらに痛烈な印象を与えます。

めざせ! 紅白〜SAILING 新たな航海。(前編)

こぶしを突き上げながら「Yeah!Yeah!Yeah!」とシャウトする『WHAT FEELING』、艶っぽく『みだれ髪』を歌いあげる変幻自在の〝歌謡ロックバンド〟セーリング。八戸の情景を歌って2010年にリリースした『きみのまちは ぼくのうた』はカラオケ配信曲となり、東日本大震災の復興応援ソングとしても定着した。〝大阪生まれ、八戸育ち〟のセーリングは今、八戸市〈三日町三栄会〉にレーベルを立ち上げた出町京子プロデューサーとともに、新しいステージに漕ぎだそうとしている。

映画館で眠る少年は、なぜイサバのカッチャになったのか? その2  ~十...

東日本大震災の3日後、館鼻岸壁の様子を見に行ったときのこと。あまりの惨状に言葉を失っていると、顔なじみのカッチャに「あんた、今笑顔でやらなかったらだめだべ!」と叱りとばされた。「笑いが一つでも多くなるように、お手伝いできれば。カッチャが笑わないと、トッチャ元気出ないから」

地球を彫る〜彫刻家・向井勝實さん

 彫刻家・向井勝實さんを知っているだろうか?
 八戸市白山台の八戸八戸圏域水道企業団のビル正面にある木のモニュメントを造った現代美術家である。
 10月6日、向井さんは久しぶりに八戸に訪れ、開催された八戸工業高等専門学校『田面木塾(企業技術者等活用プログラム)』で、学生と一般社会人の対象に「世界各国どこでもこい!原木に挑む」と題して講演した。
 大間まちおこしゲリラ隊「あおぞら組」代表の島康子さんとも親交が深い向井さんは大間町出身というが、本当の生まれは東北町乙供である。幼くして父を失い、母方の大間町に移り住む。
 大間小学校、大間中学校、田名部高校を卒業、上京して、中央美術学院で絵画を学んだ。
 現在は、栃木県那須市に居をかまえ、日本各地そして韓国、マレーシア、シンガポール、ドイツ、アメリカ、カナダと世界各地で精力的に制作活動を行っている。
 八戸に着いたばかりの向井さんに、コーヒーを飲みながらのインタビュー。
 その冒頭で「彫刻を始めたのはいつからか」と尋ねると、「最初は絵ですね。彫刻はつい最近の話。…彫刻家になってから30年くらいかなぁ」。
 30年はつい最近という向井勝實さんの話が続く。

僕が駅、駅長である プラットフォーム DUB STATION〜ダブ・トランペッター...

日本を代表するダブ・トランペッターこだま和文さん。2010年4月、現在『すばる』誌にて連載中のエッセイ「空をあおいで」を中心に過去のエッセイ集や自伝的小説も収録した新刊『空をあおいで』の刊行を記念し、2009年11月に八戸のライブ・スペースFLATで行われた、秋のみちのくツアーの際に行ったインタビューを掲載します。