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●祝!B−1ゴールドグランプリ受賞●夢はコナモン 汁゛食(じるく)ロードの旅!  熊谷 真菜(日本コナモン協会)   ×木村 聡(八戸せんべい汁研究所)


本場・大阪を代表するコナモン たこ焼き


北のコナモンの代表選手 八戸せんべい汁

北のコナモン VS本場のコナモン

本場関西と比べて北のコナモンの特徴はどういうところでしょうか?
熊谷

じっくり寝かせるタイプというか。大阪はちゃちゃっと作って、ちゃちゃっとアツアツを食べて、みたいな感じなんですけど、こちらは保存する目的があるので、よく練られている。粉を使う割合も違ってて、粉そのものが主役になりますよね。

木村

そうかもしれないですね。要はご飯の代わりに食べたから、それ自体にボリュームとか栄養がないといけなかったと思います。大阪のコナモンは、昨日のお好み焼き教室にしても、メインはキャベツですよね。たこ焼きも生地がゆるいでしょ。こっちは、ひっつみにしてもせんべい汁にしても、それで炭水化物を摂るよっていう。

熊谷

大阪のコナモンは、おやつや、おつまみに近いです。食事というよりはつまんで常に食べてたい。それだけで満腹になりたくなくて、次にいきたい、みたいなね。大阪弁で食いしんぼうのことを「いやしんぼ」って言うんですけど、みんないやしんぼなので(笑)。

それ、分かります。いやしんぼは、女性には多いんじゃないですかね。食べたいコナモンってほんとにたくさんありますが、お二人には、おすすめのコナモンはありますか?
木村

みんな面白くて特徴はあるので…どれってことはないよね。さっき言ったように、探求してきた背景とか食べ継がれてきた理由があるわけで。絞り切れないよね…。みんなそれぞれおいしいし、魅力があるしなぁ。う〜ん、でも強いて言うなら。おやつでいうと〈串もち〉とかね。あとやっぱり、せんべい系でしょうね。せんべいでも最近はいろいろと面白いのが出てきているので、まだまだ発展しそう。素材として使えるかもしれませんね。

せんべいには使い勝手のよさというか、可能性を感じると。
木村

そういえば最近、僕、せんべいに似てるって言われるようになってきたんです。どう思います?

(笑)! たしかに、せんべいには長い歴史がありますからね。先輩ですよ。木村さんのほうがせんべい先輩に似てきたってことですね(笑)。熊谷さんはどうでしょう? おすすめは。

みな実焼き

熊谷

いろいろありますが、串もちは気になります。串にさす食文化は各地にありますが、じゅうねを塗ったり、焼き方のスタイルがこの地独特で、朝市でも目をひきます。店ごとに形も練り方もちがってて、味はもちろん食感がちがうのも楽しみですね。でもやっぱりせんべいはダントツですごい! 木村さんは「7段活用」とか言ってましたけど…?

なんですか? 南部せんべいの7段活用って。
木村

いろいろ使い道があるっていうことね。

熊谷

割ってよし、煮てよし、焼いてよし。お皿にもなる。何でものせたり、はさんだり、世界に誇れる万能コナモンだと思います!

世界ですか!
木村

せんべいって懐が深いっていうか、なんでも受け入れちゃうよっていうところがいいですよね。あまり主張しないけど、オイシイところが多々あるよっていう。

熊谷

鉄板せんべいって食べたことありますか? 二戸の〈鉄板焼き來(らい)〉ってお店のメニューです。私は大阪ですから鉄板系が好みなんですけど、鉄板せんべいは大阪でもできるし、絶対面白いなと。ただね、紹介してもみんなやりたがらない。せんべいが主役になると、メインのお好み焼きが売れなくなるのは困るから(笑)、なかなかメニューには入れづらいって。それぐらい商品力があって、うちの子も大好き。

木村

大阪だと値段もとれるからいいかもしれないけど、この辺でせんべいを使っても「どうせせんべいでしょ」と高くは売れない。でも、ほんとにすごい美味しいんですよ。お店に行くと、大きい鉄板で、それも南部鉄器のメーカー特注のヤツで、作るパフォーマンスを目の前でやってくれるんです。それがすごくカッコいい。せんべいを焼いてアイスをのっけたり、デザートもあるし。

熊谷

來さんが北のコナモンフェスティバルでブースを出していて、毎日行ってましたけど、あれは世界に通じるものです。

ザイケ真幸堂

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