帰ってきた朝市カウボーイ 〜プリン店長のお店
太平洋からのぼる太陽の光をあびてたたずむ、ひとりの男。
茶色のテンガロンハットがよく似合うのがFさん(ご本人の希望により匿名)、「プリン店長のお店」です。じつは朝市なうにも以前、写真で登場しています。
館鼻岸壁朝市が新たな体制で動き出してから、約1ヵ月が経ちました。
ようやく出店場所も決まり、おなじみのあのお店、このお店が本格的に戻ってきました。
Fさんのお店もそのひとつです。
かき氷、わたあめ、天然石と手作りアクセサリーを扱っているこちらは、女性や子どもに大人気です。
人気のひみつは、縁日のような楽しいメニューもさることながら…。
Fさんの軽妙なトーク。
「ん? それがいいの? じゃあ、オレとセットで1000円! どう?」
アクセサリーを選ぶ女性客に話しかけては「おまけはけっこうです(笑)」などと言われて撃沈しています。
そして館鼻岸壁朝市で一、二を争うキュートな店長・ポメラニアンのプリンちゃん(♀・1歳)。
店先にちょこんと陣取ると、つかみはOK!
ガッチリと心をつかまれちゃう人が続出し、ときには人だかりができるほどです。
平日は塗装屋さんの営業をし、日曜日は朝市、それから農作業までこなすFさん。
軽いノリとは裏腹に、働きものです。
手仕事も好きで、20歳の頃から天然石アクセサリーを作りためてきました。
朝市に出店したのも、もともとはオリジナルアクセサリーの発表の場がほしかったからだそうです。
館鼻岸壁朝市スタート当時からのメンバーなので、出店歴はなんと10年目になります。
本当に、よく働きます。
お休みがなくて、大変じゃないですか?
そんな質問はどうやら野暮だったようです。
「オレの場合はそんな風に考えないわけ。どれもぜ〜んぶ、楽しみだもん」
Fさん、フッと笑ってこたえました。
「今日は百姓もやらなきゃなんないから、それじゃあね」
プリンちゃんを抱えて去っていく背中は、なんだかかっこいい。
決闘を終えたさすらいのガンマンのように見えなくもありません。
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