朝市の祈り
映画『ライアの祈り』の撮影現場を訪ねることがありました。
『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ』に続く作家・森沢明夫さんによる青森3部作シリーズの完結編の映画化で八戸市がメインロケ地となっています。
八戸での最終ロケが行われた9月24日、湊町の大祐神社、八戸酒造などの撮影現場に、主役の鈴木杏樹さん、宇梶剛士さん、武田梨奈さん、河相我聞さんが登場しました。
残念ながら館鼻岸壁朝市でのロケはありませんが、是川遺跡、種差海岸、三社大祭とえんぶり、陸奥湊駅前朝市や横丁の賑わいで八戸魅力をアピールする作品として、オーディション参加やエキストラで八戸市民も多く参加しているようです。
今こそ命をつないでいく縄文時代の精神が必要。是川縄文館で国宝「合掌土偶」を初めて見た時に強くインスパイアされた—と製作総指揮の川阪実由貴さんからお聞きしました。
3.11の震災から3年を経てなお、自然災害や人災事故が続きます。
最近も広島の土砂災害、御嶽山の噴火で多くの犠牲者が出ました。被災者にとっては不条理なつらい出来事だろうと思えます。
神よ 与えて下さい
変えられぬ事を受け入れる冷静さを
変えられる事を変える勇気を
そして このふたつを見分ける知恵を
(「ニーバーの祈り」と呼ばれているアメリカの神学者ラインホールド・ニーバーの言葉)
乗り越えづらい現実と向き合った時にいつも思い浮かべる言葉です。
コミック『バーテンダー ア パリ』で初めて知ったのでした。
「人は…〝変えられない事=過去〟は何とか変えようとするくせに〝変えられる事=未来〟を変える努力はしない。大事なのは今この瞬間なのに…」と語らせます。
秋を迎えた館鼻岸壁朝市、多くの来場者で賑わっています。
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