５月最後の31日の朝市は明け方まで雨が降り、後に晴れると待っていたかのように風が強くなりました。海面から反射する光がまぶしく美しく、しかし心がざわつくような、そんな朝でした。

　前日の５月30日は、八戸市が舞台となっている映画『ライアの祈り』
青森県内先行ロードショーの初日（6月13日全国公開）でした。


　奇しくも同じ日に、『ライアの祈り』製作に向けて尽力し、公開を楽しみにしていた八戸圏域水道企業団副企業長の榎本善光氏（67）の葬儀が行われました。私的なことは別にしてもUKIPALマガジンやウェブで、ミネハハコンサート、『ライアの祈り』ロケ取材などで貴重なアドバイスをいただきました。

　中でもマガジンUKIPALの第３号で八戸圏域水道企業団のモニュメントを製作した彫刻家向井勝實さんを取材した際の記憶は今も鮮やかです。

　生前の同氏を悼んで小林眞八戸市長が弔辞を述べていますが、八戸圏域はじめ全国の広域水道モデル事業に情熱を傾けたお一人でした。

　謹んでお悔やみを申し上げます。

　６月13・14日（土・日）にガンに負けない社会実現のためのチャリティイベント、リレーフォーライフ八戸が開催されます。

　24時間ウォークをメインにして、音楽やスピーチ、そして亡くなった方を偲んで灯すキャンドル（ルミナリエ）などが行われます。

　朝市でも思いがけなく知人の訃報に触れたりすることもあります。３回目となる今年、少しでも参加したいと思います。