霜月の朝市と〈葉つきこかぶ〉
十一月は陰暦で霜月、霜が降る月です。朝はさすがに冷え込み、出かけるのも億劫だったりもしますが、東の空からお日さまが上ると、その温かさをじわりと感じます。お天気も良く、いつもの穏やかな朝市になりました。
ところで、先日の当サイトで『緊急募集! 葉つきこかぶ収穫体験(無料)』の案内をしました。
あまりに急でしたので、告知効果はそれほどなかったでしょうが、気休めでも何かになればと思い掲載しました。
詳しくは知りませんでしたが、青森県はかぶの出荷量が全国3位。特に野辺地町の「葉つきこかぶ」は、夏場のこかぶ育成に好適なヤマセ(冷たい偏東風)による冷涼な気候、有機質肥料たっぷりの土壌で丹念に栽培され、最高の評価を受けて料亭などで多く使用されているのだそうです。
ところが関東向けの「野辺地葉つきこかぶ」が出荷を取りやめることになって、廃棄されることになったのだそうです。おいしい「こかぶ」の廃棄はあまりにも残念なので、朝市でPRとして来場者に配ったらどうかという案もありましたが、諸事情で行わないこととなり、急遽、収穫体験(参加無料)の希望者を募集することになったということがありました。
送ってもらったこかぶ畑の写真を見て、せっかく育てた野菜が廃棄されるってすごく理不尽な思いにかられるのは部外者だからでしょうか。
農産物の流通市場の厳しさを教えられた出来事でした。
朝市に並んでいる野菜を見て、愛しさも感ずる今日この頃。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。