ハルキの珈琲
ハルキの珈琲……と思わせぶりなタイトルにすると、皆々さまはいかに思うのでしょう?
やっぱしノーベル賞文学賞候補のあのハルキでしょうか。
残念。
ハルキは春樹で同じなんですが、館鼻岸壁朝市の「加山珈琲販売」の慶長春樹さん。自家焙煎の12連ドリップコーヒーでおなじみです。でも今度は何で「加山」?
実は若大将の加山雄三さんに憧れて、ご本人の了解も得たうえでのネーミングだそうです。
でも村上春樹さんと加山雄三さんとじゃ、画的にあんまり収まりがよくないですね。
ともかく、その少し焙煎工場にうかがう機会があったので、その時のスナップを。
コーヒーの決めぜりふ「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い」。
そのコーヒーの黒さは生豆を火力により煎じることによって生まれるものです。豆の種類や好みによって焙煎の温度加減や時間で、その芳香(アロマ)や風味(テイスト)が生まれます。コーヒーの味のほとんどが焙煎で決まると言われます。焼いた豆の状態を見極めることがちゃんと出来るかどうかが、プロの仕事なのです。
加山珈琲さんは、業務用では8kg単位で焙煎するのが多い中で5kgずつこまめに焙煎していて、「焼きたてをお届け」がアピールポイントです。
館鼻岸壁朝市の再開まであとひと月。
あの朝のヒヤリとした空気の中で熱いコーヒーを飲みたいですね。
あ、そうそう。
何でハルキこじつけかと言いますと、ある本で次の文章を見つけたからです。
「幸福の秘訣は『小さくても、確実な、幸福』(@村上春樹)をもたらすものに付いてのリストをどれだけ長いものにできるかにかかっている」
「小さくても、確実な、幸福」
朝市のコーヒーもそのひとつだと思いませんか。
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