シイタケをシイタゲるもの
宮本武蔵VS佐々木小次郎、エイリアンVSプレデター、猪木VSアリ、そしてお母さんVSお父さん…。
好敵手と書いてライバルと読む。世の中には数々のライバルどうしがいて、数々の名勝負を展開してきましたが、これもその1つといえる、かもしれません。
5月27日、館鼻岸壁朝市にて。湊日曜朝市会の上村会長のカワイイ奥さま、昭子さんが、でっかいシイタケを持っていました。なんでもコーヒーの配達に行ってもらってきたとのこと。大人の顔ほどもある、立派なシイタケです。で、そのでっかいシイタケを見て、上村会長がひとこと。
「シイタケ農家は絶対に納豆を食べないんだ」
なに? どういうこと!?
なるほど。同じ菌類のシイタケと納豆ですが、生きる力は納豆菌のほうが強い。2つの菌がいっしょになると、シイタケ菌が駆逐されてしまうってことなんですね。
ともに和食の基本食材、仲良く食卓に並ぶことが多いシイタケと納豆ですが、こんな因縁があったとは…。さしづめシイタケが小次郎、納豆が武蔵ってところでしょうか。
さらに上村会長いわく、シイタケは空気の振動があるとよく育つそうで、たとえば雷か鳴るのも成長にいい。人工的に振動を与えるために、シイタケ農家は原木やほだ木(一定の長さで切ったシイタケ栽培のための木)を叩くそうです。
昭子さん、ここでひとこと。
「だからむかつくことがあったときはさ、ガンガンほだ木を叩くといいわけよ~。こんにゃろ、こんにゃろって(笑)」
む、むかつくって、ダレに…?
昭子さんは豪快に笑ってましたが、横で聞いていた上村会長は、まるでシイタゲられたシイタケのようにしゅんとしてましたとさ…。
八戸館鼻岸壁朝市_巨大シイタケと昭子さん
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