パワースポット! 館鼻岸壁朝市
3月18日、2012年の館鼻岸壁朝市が再開しました。
待ちわびたかのように大勢の人が来場しました。
通りすがりの若い二人連れが「すごいパワーだなぁ」と、感心したように呟いたのが聞こえました。
1週間前の日曜日は、東日本大震災からちょうど1年目の3月11日。
全国また八戸の各地で、追悼のイベントが開催されましたが、館鼻岸壁でも朝市関係者が集まって午後2時46分に海に向かって黙祷が捧げられ、その後、出店者による避難訓練が行われました。
震災はあまりに巨大な出来事であり、未だにその復旧復興の道筋が見えません。
経済、産業など目に見える形のものもそうですが、心や感情のような内面的なことは目に見えないだけに「復旧」はとても大変なことに思えます。
そもそも傷ついた心に本当の「復旧」や「復興」があるのかどうか…。
それでも、この朝市には、悲しみや寂しさを抱えながら、微笑みを忘れずに生きていこうとする人々の”気”の力が集まっているような気がします。
訪れる人が感じる「パワー」とはそういうものではないだろうか、と思います。
館鼻岸壁朝市は、古くて新しいパワースポットだ!…なんてちょっと気負いすぎかもね。
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