たゆたう安堵ととまどい〜湊日曜朝市説明会
「協同組合湊日曜朝市会」(上村隆雄理事長)は3月5日、八戸市水産会館で、NPO法人「海の八戸NPO」出店者を対象にして説明会を開きました。
これは2月27日に、八戸市の館鼻岸壁朝市の運営からNPO法人「海の八戸NPO」が撤退を決定したことから、湊日曜朝市会が出店希望者を受け入れるために開いたものです。
海の朝市友の会(以下友の会)の慶長春樹会長からの経緯説明があり、その後、湊日曜朝市会の上村理事長から規約会則にもとづいた受け入れ条件の説明がなされました。
説明会は館鼻岸壁朝市の運営一本化を前提にして開催されましたが、別組織での認可申請を働きかけているグループもあり、「数日以内に使用許可がおりる見込み」を強く主張、友の会の出店者間に不協和音があり、質疑の中で役員につめよる一幕も。
一進一退する議論の中、「湊日曜朝市会さんに参加したい」と自分なりの決意を述べる出席者に拍手が起こりました。
湊日曜朝市会側は説明を終了して退席、休憩をはさみ友の会関係者が再度話し合いの場を設けました。
友の会側では、湊日曜朝市会に参加、または別組織の認可申請の推移を待つ、と出店者の意向が割れました。また残務処理をのぞき、当日をもって友の会を解散することとしました。
湊日曜朝市会では従来通り、9日と10日の2日間に出店希望者の面接を行い、11日の午前中に出店場所の確認、午後には避難訓練および保健所講習会を予定しています。
市民の間にも「館鼻岸壁朝市はどうなるの?」と開幕間近に心配する声が広がっており、出店者も錯綜する情報に揺れて心配と不安で疲れた表情が隠せません。
数年前には片町朝市が惜しまれつつ姿を消したということも記憶に新しく、八戸の宝、全国有数の館鼻岸壁朝市のスッキリとした開幕を多くの市民が望んでいます。
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