探す自由と朝市。
最近思うに、モノを「選んでいる」というより「選ばせられている」感じになることがあります。お正月のテレビ番組を見ていても、リモコンを押して、チャンネルを変え続ければ、自分が見たい番組に行き当たるんじゃないかという感じ。
オプションとして番組が揃っているから選べる、と言うか、ある中からしか選べません。そこに本当に見たい番組があるのかどうかは別なことです。お店の商品を選ぶのも同じなのじゃないでしょうか。
モノがなかった時代は、選ぶなんていう余裕もなかったことでしょう。モノがあるだけでありがたいから。そのうち大量生産大量消費の時代になって、ひととおりモノが行き渡ってから、「選ぶ」ことが当り前になったのですね。自分に必要なものを「探す」というより「選ぶ」という姿勢が身についたのかもしれません。
でも欲しいものが、そのオプションになかった時にどうしましょう。そのうち選ぶことにも疲れたり飽きちゃうとしたら、どうなっちゃうんでしょうね。
お仕着せじゃない「探す」楽しみと自由が、朝市にはあると思います。
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