長い今でしょ『柔侠伝』
コーヒー片手に雑談中でした。
「やるなら今でしょっ、って言っても、八戸の今は長いからなぁ…」
ぼやきともとれる言葉に思わず吹き出しました。
八戸のこれからについて、テキトーに雑談していた時です。もちょっと内容に触れれば、朝市が注目されて観光客も多く訪れる陸奥湊駅前、もうちょっと整備されればいいのになぁ、もったいないなぁ〜と。
観光面でもさらに発展してほしいというような希望と期待です。ああすればこうすればと無責任放談の挙げ句、種差海岸も国立公園になったし、やるなら今でしょ!とお決まりの流行語大賞フレーズが出ました。
そっかぁ、八戸の今は長いか。
恋にゆれる 心ひとつ…これは「長い夜」でしたね。
「今」は長いか短いか。しかし時間には地域差があるのか、ビルが解体された中心街の風景は一変する一方で、十年一日と変わらぬ場所もあります。
でもこれが変化の実態なのでしょう。ちょっとずつ変わっていったから意識していないだけで。変化を実感した時には、もうすっかり変わっていたというのもよくある話で。浦島太郎の物語も、実はかなりリアルなことかもしれません。ホントは怖い日本昔話。
今頃になって、えんぶりの時期にコミック『柔侠伝』(バロン吉元)に八戸のえんぶりが描かれていたのを思い出したことを、思い出しました。『昭和柔侠伝』『現代柔侠伝』と明治から昭和の戦後、復興期にまたがる大作です。初出は1970年ですから、何と今から45年前!
特に「昭和」が好きな人に推奨する名作コミックで、電子書籍版でも読むことができます。
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