朝市より『あまちゃん』に大漁旗
夜明けが早くなるにつれ、朝市に来る人の出も早まります。
5時半頃でも駐車場に入りにくくなりました。
朝市に来る目的って何でしょうね?
もちろん野菜や魚介類、惣菜などの買いものが一番目でしょうか。
評判になっているお店を目当てに、並ぶこともあります。
「人が集まってすごいらしいよ」という噂で、来ることもあります。
特にはっきりした目的もなく、何となく習慣化していることもあります。
何でこんなに人が集まるのかなぁ?
これだ、という一つだけの正解はないように思います。
おいしい料理にさまざまな決め手や隠し味があるように、
いろいろな要素があって、こんなにビッグな朝市ができてきたと思います。
人が集まるところに人は集まるということはありますね。
行列ができるお店に客が集まるように、流行っているから流行る。
口コミで評判になって、評判が評判を呼んで人が集まる。
そういうことはあります。
イベントを企画して動員しようと思っても簡単にそうならないのが、
今の世の中だと思うのです。
この指止まれとと言っても、周りの人が無関心だったり、
あるいは気づかれないってことがあります。
全国的な視聴率はいざ知らず、周辺視聴率95パーセントのNHKのテレビドラマ『あまちゃん』。
器用でも、超美人でもないアキが、行動的になってアイドルになっていく過程を、朝市と重ねて考えてしまいます。
こんな回がありました。
親友ユイちゃんの東京への憧れを聞いて、アキは「そんなにところじゃない」とちょっと逆らいます。
ユイちゃんが見ているその風景が、東京で生まれ育ったアキには全く見えなかった。
でも逆に、自分が大好きな北三陸の風景が、ユイちゃんには全然見えていないのかもしれない、と思うアキ…。
宮藤官九郎さんの脚本に、心の中で応援の大漁旗を振りました。
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