花を愛するひと、龍虎克彦
5月13日は「うみねこマラソン全国大会」。たくさんのランナー&応援のみなさんで館鼻岸壁はにぎわいました!
というわけで昨日、朝市はお休みだったので、ここからは先週の朝市のお話。
いさましい虎が背中で吠えてる、ド迫力な羽織。ハデな大柄入りの赤いくつした。もちろん地下足袋。腕にはタイガーアイとクリスタルのブレスレットをはめ、額を囲むねじりはちまきには、お札が挟まっています。
とにかく、どこからどう見ても「いかつい」です。
抜群の存在感を放つその人の名は、「龍虎克彦」!
本当にそんな名前なのかって? だって羽織の襟に刺繍してあるんですもの、“龍虎克彦”って。
お客さん「この花は、なんていう名前なんですか?」
龍虎克彦「名前聞きてぇってが? …あ~、名前聞く人ぁたいがい買わねぇんだよなぁ。花が好きだ(な)人ぁ、花買うんだ。名前買うのでねぇ」
お客さん 「あははは」(苦笑したあと、立ち去る)
龍虎克彦(お客さんが去ったあと、辺りを見まわしながら)「見てって見てって~。なんも、見たもんは買えなんて言わねぇがら! 触ったもんの数買えなんて言わねぇがら! 見てって~。…でも、見るって言ってもオレの顔は見るのとちがうぞ! オレに惚れるなよ!」
花たちの奥にいるのが龍虎克彦さんと、お友だちのおやんず
なんと! 青汁を飲んだ土佐犬のごとくコワモテなのに、龍虎克彦さんはお花屋さんなのでした。花をめでる克彦さんはきっと、繊細で心優しいひとに違いありません。
しかも、ドスのきいた塩辛声で、ユーモアとウィットにとんだ深イイ発言を連発。並みのお花屋さんにはなかなか真似できないセンスが感じられます。
思わず声をかけていました。「写真を撮らせていただいてもいいですか?」 すると、意外にもはにかみながら(!)「ダメだ~…」と、断られてしまいました。
んもう、南部衆(青森県南・岩手県北のひとびと)は照れ屋さんなんだから❤
シャイガイ&ナイスガイな龍虎克彦さん、朝市名物のひとつになりそうな予感です。
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