朝市ウォッチング

「気持ちわるい」とブレーク〝虫〟! ~赤いテントのコーヒー店

手作りのリアルな質感

東西にL字型にのびた館鼻岸壁朝市の、まんなかあたり。
「赤いテントのコーヒー店」は、今週もお客さんでいっぱいです。
 その名のとおり、赤いテントが目印。
 コーヒー歴ウン十年のマスターが1杯ずつ淹れるドリップコーヒーがおいしいのですが、もうひとつ、看板メニューがあります。
 それが、かぶと虫やアゲハ蝶の幼虫そっくりのグミ「ようちゅうグミ」シリーズ。
 「気持ちわるい!」と大人気なのです。
 子どもはもちろん、若者やお年寄りもよく買っていくそうです。






内臓はブルーベリージャム

「ようちゅうグミ」は4年ほど前、マスターの大下進さんが、小学生のおいっ子たちのために作ったのがはじまり。
 歯科技工士さんと相談しながらシリコンゴムの型を手作りして、完成までに3ヶ月かかったそうです。
 できあがったグミを手にしたおいっ子は、大喜びで、その姿を見た大下さんは、朝市にも出してみることにしました。
 すると、テレビ、ラジオ、新聞、ブログに取り上げられ、いっきにブレイク。人気商品になりました。

「(グミを)作るの大変なんだよ~。すぐ飽きられるかと思ったんだけどねぇ。みんなが喜んでくれるから、やめるわけにいかなくなっちゃった」と、楽しそうに話す大下さん。
 発売当初から今も1つ1つ、たった1人で「ようちゅうグミ」シリーズを手作りしています。
よく見ると、目や内臓の〝透け感〟など、とても細かい細工がしてあるのがわかります。
 1匹1匹にマスターの愛情がこもっているしるしです。

店先に並ぶのは、元祖にして人気ナンバー1の「かぶと虫ようちゅうグミ 内臓くん」をはじめ、「さなぎ君」「アゲハ みどり君」「ナマコグミ」と、一度見たら忘れられないパンチのきいたラインナップです。
特に「内臓くん」(名前もすごい)はプルンプルンの質感と、しっぽ部分からうっすら透けて見える内臓がとてもリアル!
 食べるのにちょっと勇気がいりますが、本体はカルピス味、内臓はブルーベリージャムですから、ご安心を。
 最近は〝昆虫食女子〟が流行中とか聞きますが、本物はちょっと…という女性も、これなら大丈夫!?。

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