朝市なう

館鼻岸壁朝市の旬な情報をお届け。

全国朝市サミットin輪島

 前回、参院選に触れてラジオパーソナリティ・作家の永六輔さんによる「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」を紹介したその7日に、永六輔さん亡くなっていたことが後から報じられました(享年83)。
 国民ソングとも言える『上を向いて歩こう』はもちろん、『夢であいましょう』『黒い花びら』『見上げてごらん夜の星を』『帰ろかな』など作詞した曲はどれも大好きでした。
 素敵なパーソナリティを持った人たちが次々に不在となることにはどうしようもない喪失感が残ります。

 さて7月9日と10日、全国朝市サミット協議会が石川県輪島市で開催されました。
 歴史ある日本を代表する輪島朝市です。
 今年特筆すべきなのは、熊本地震直下で被災した益城町のましきメッセもやい市から山野一平実行委員長他メンバーの皆さんが元気な姿で参加されたことです。
 昨年の八戸開催にも来ていただきましたので、湊日曜朝市会・上村隆雄理事長たちとの再会を喜びました。
 現状はまだまだ甚大な被害が残って復興という状態にはないということですが、場所を変えて朝市を再開するということです。
 本州北端の青森県と九州の熊本では日本の正反対の位置ですが、朝市で地域の元気を創るという思いは同じでした。

 輪島朝市は1970年代のディスカバー・ジャパンで最盛期を迎え、その後、時代とともにさまざまな困難と課題に見舞われながらも、昨年のNHK連続テレビ小説
『まれ』
で再注目されました。
 新興の館鼻岸壁朝市とはおよそ対極的にも見える朝市ですが、地域の生活と消費に密着することは変わりません。
 「朝市」にはその土地土地の風土・文化からにじみでる奥深さ面白さがあります。
 日本海に突き出た半島のほぼ北端にある輪島は、北陸新幹線でつながった金沢市からさらにバスで2時間。
 車中ずっと脳裏に流れていたのは、やはり「知らない街を歩いてみたい」と歌いだされる、『遠くへ行きたい』(永六輔作詞・中村八大作曲)でした。


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