森ガール、朝市デビュー
牡蠣! もみじまんじゅう! 仁義なき戦い!!
「じゃけのぅ…」とか言ってるシブいオジさまが、赤い野球帽をかぶってお好み焼きをつつきつつ、兄弟の杯を交わす。BGMはユニコーン。港には海上自衛隊。
修学旅行も京都・奈良止まりだったユキパル女の『広島』はこんなイメージです。なんたって八戸—広島間は1,500キロ。飛行機で7時間、新幹線で9時間ですもの。
いろんな意味で遠い広島から、はるばる八戸にやってきた女性に、館鼻岸壁朝市で出会いました。
笑顔がキュートな彼女の名前は、飯塚さおりさん。両手にたくさんのお花やら苗木の袋をぶら下げています。
さおりさん、どうしてここに?
「森林組合で働いてみたくって」
どうです? 彼女こそ、正真正銘の〝森ガール〟!
小さい頃から森や自然が好きだったさおりさんは、独学で森林について勉強し、ついには森林組合で働くため、引っ越してきたんです。森ガールはアクティブです。
「八戸の森林組合って、ちょっと変わってるというか、おもしろいんですよ」と、さおりさん。
どう「おもしろい」のか?というと。
八戸市森林組合ではいま、「馬搬」(ばはん。馬で木を運び出す技術)に注目していて、馬を飼うことを企んでいる——と、副組合長の田中裕さんが、ダンディなほほえみをたたえて言いました。
まちをよくするのは〝ヨソ者、若者、バカ者〟といいますが。ずーっと住んでいると見えないものが、さおりさんには見えているんだなぁ。
八戸のいいところ、また1つ教えてもらいました。
新しい仲間をむかえて、ますますおもしろくなりそうな予感です。八戸も、館鼻岸壁朝市も。
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