映画『ライアの祈り』完成!
先週2月15日に、フォーラム八戸で映画『ライアの祈り』の関係者試写会が行われました。
約2時間の作品は、全編ほぼ八戸が舞台と言っていい映画です。種差海岸や蕪島、是川遺跡、横丁ほかえんぶり、三社大祭など四季のお祭り、地元の光景が紹介されています。
地域が全面的に協力した作品を客観的に評価するのは難しく、身びいき全開ですが、感動的でステキな作品になっています。
離婚で人生に臆病になっていた主人公の桃子(鈴木杏樹)が、八戸で考古学者クマゴロウ(宇梶剛士)と出会い、1万年の平和を持続させた縄文の歴史に触れます。不器用で誠実な交際の中で、自身の幸せのカタチを見出します。
現代において本当の生命のつながりとは何か、を考えさせてくれる、優しさあふれるラブストーリーで、八戸の国宝「合掌土偶」が物語に大きな骨格を与えています。
人柄の良さがにじむような宇梶さん、頭突き瓦割りで一躍人気の空手家でもある武田梨奈さん。桃子の実家が弘前の大森食堂(『津軽百年食堂』)で、両親役が秋野太作さんと藤田弓子さんというのも興味をくすぐりますなど魅力的な俳優陣。でもやっぱり鈴木杏樹さんがとてもキレイです。
昨年秋、東京国立博物館で開催された「日本国宝展」で、全国で5体しかない国宝土偶の一つとして出展された『合掌土偶』。あらためて是川縄文館を訪ねて行きたくなるような映画です。
映画は八戸市など県内7映画館で5月30日から先行ロードショーされ、6月には全国で一般公開される予定です。
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