年の瀬2017年
いろいろあった2017年もいよいよ年の瀬。今年の朝市は、週末になれば雨だったり、荒れ模様だったり、ずっと天候には恵まれなかった印象が残ります。自然にはとてもかないません。便利さと引き替えに、自然に対する畏敬の念を現代の私たちは無くしてから、ずいぶん時間がたっているような気がします。
朝市でテントを張って出店していると、風が吹くと飛ばされそうになり、寒いと言っては身を震わし、暑ければ商品を日陰に、雨が降れば品物が濡れないように引っ込めて、屋内の出店がいいなぁともうらやんだりすることもないわけじゃありませんが、そんな自然の空気を感じる屋外の開放感が朝市の魅力でもあります。
不便を楽しむ——これほど便利に囲まれている今という世の中で、楽しむ不便があることは、考えようによっては恵まれています(こじつけですが)。
しかし拡大、拡大、進歩、進歩でやってきた人類もそろそろ方向転換をしなければならない時代に入っているのは確実です。
2020年のオリンピックを前に、平成から新しい年号の時代に入ることが決まりました。「降る雪や明治は遠くなりにけり」(中村草田男)どころか、「海猫や昭和も遠くなりにけり」です。2018年はどんな年になるのでしょう。
「私たちは、年々老いていくのではなく、日々新しくなっていく」(エミリー・ディキンソン アメリカの詩人)。
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