朝市は3・11を忘れない
5年目の3・11を迎えました。今年は曜日が震災時と同じで、朝市開催の2日前の出来事でした。
館鼻岸壁朝市を運営している湊日曜朝市会では出店者が海に向かって整列し、午後2時46分に黙祷を捧げます。その後、毎年行っている避難訓練を行います。
東北の被災地で同じく悲しみを新たにし祈っている姿が、テレビなどに映し出されました。
前日10日に放送されたNHKスペシャル「風の電話~残された人々の声~」を視た人も多かったと思います。
岩手県大槌町。海を見下ろす高台の庭園に設置された、線のつながっていない電話ボックス「風の電話」。会えなくなった家族や友人に向かって受話器を握り「会話」をするのです。
八戸から訪れたご家族が大きく取り上げられていたのは、意表をつかれました。八戸では人的被害が少なかったはずとの思い込みで。
実際は仕事などの出張先で被災された方々も少なくないのでしょう。
盛り土工事や除染作業が、いったい全体計画中の何割になっているのかは分かりませんが、心において「復興」というのは何なのか考えさせられます。
この日曜日朝から館鼻岸壁朝市の再開です。朝市が「復興」にはたす役割も、ちょべっと考えながら今年も楽しみましょうか。
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