家族で作るパンとスイーツ~森のおかし屋さん
お菓子作りのきっかけは農家のおやつ
パンやお菓子を作っているのは、好信さんの奥さまで、お母さんの実の娘さんでもある悠紀子さんです。
小学1年生から0歳まで、3人の子育てで大忙しの悠紀子さんは、なかなか朝市に来られません。だから、お嫁さんが作ったものをしゅうとめ&ムコのコンビで売っているわけですね。
悠紀子さんがパンやお菓子を作り始めたきっかけは、農家のおやつ。
湊の商店で育った悠紀子さんはチャキチャキのハマっ子ですが、もの静かでおっとりした好信さんの実家は、八戸市の内陸部・南郷区にある緑ゆたかな農園です。
嫁いだばかりの悠紀子さんが家族と農作業をするときには、好信さんのお母さんが麦餅などのおやつを作ってくれました。おやつの作り方をお母さんから教わるうちに、興味を持ったそうです。
市内のカルチャーセンターに通うだけにとどまらず、やがて、東京までも勉強に行くようになった悠紀子さん。
去年、ついにパン作りの師範免状を取りました。その頃、3人目の子ども・二虹(にこ)ちゃんがお腹にいましたが、「ここまでやったんだから、どうしてもみんなに食べてもらいたい!」と、朝市出店も決意。バイタリティあふれる悠紀子さんです。
長男の圭汰くんが「森のおかし屋さん」という名前をつけてくれ、今のスタイルができあがりました。
だいじな人に食べさせたい!の思い
「おかし屋さん」という名前だけれど、じつはパン類が充実しています。朝ごはんを買いにくるお客さんのために、メニューを増やしているのです。特にベーグルは好評で、看板商品になりつつあります。
お菓子では、果物の味をいかしたパイが人気。パイに使うアップルやブルーベリーは、好信さんのお父さん、お母さんが生産しています。
「家族に食べてもらいたくて」 悠紀子さんのそんな気持ちから始まったからこそ、「森のおかし屋さん」のパン&スイーツは、だいじな人に食べさせたい!と思うおいしさなのかもしれませんね。
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