朝市なう

館鼻岸壁朝市の旬な情報をお届け。

2013年忘れない、ふりむかない

 今年の館鼻岸壁朝市もこの12月29日と30日の臨時朝市で最終。
 思えばこの一年も悲喜こもごもいろいろありました。
 今年の朝市で大きな変化と言えば、今年の開催直前にあった
 運営団体の一本化ということでした。

 開始からずっと2団体で運営されてきた館鼻岸壁朝市ですが、
 出店者間のトラブルが顕在化し紆余曲折。
 開幕直前に、協同組合湊日曜朝市会の
 単独運営ということで結着しました。

 変化が起こる時には、不条理のようなこともありがちな世間。
 当事者の中には、理不尽な思いを抱いた人もいたかもしれません。
 NHK大河ドラマ『八重の桜』で、あらためて
 朝敵とされた旧幕府会津藩の無念さを知ることができました。

 ふりむくな ふりむくな 後ろには夢がない
 ハイセイコーがいなくなっても 全てのレースが終わるわけじゃない
 人生という名の競馬場には 次のレースをまちかまえている百万頭の 名もないハイセイコーの群れが
 朝焼けの中で 追い切りをしている地響きが聞こえてくる

 寺山修司の名詩『さらばハイセイコー』です。
 しかし最後にこう続けます。

 だが忘れようとしても 眼を閉じると あの日のレースが見えてくる
 耳をふさぐと あの日の喝采の音が 聞こえてくるのだ

 「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」は、
 昔年のラジオドラマ(『君の名は』)の有名なナレーション。
 忘れたくても忘れられないこと。
 そんなことの一つや二つ、みな抱えて生きていると思います。

 来年は午年。
 忘れずとも、ふりむかず前を走る(歩く)年にしようね。
 馬のように。
 ハイセイコーのように。


館鼻岸壁朝市風景1


館鼻岸壁朝市風景2


館鼻岸壁朝市風景3


館鼻岸壁朝市風景4


ザイケ真幸堂の八戸せんべい汁

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