朝市のビリケンさん
ジングルベ~ルジングルベ~ル♪
すっず~が~鳴る~♪
ここ館鼻岸壁朝市に実際に鳴り響いているのは演歌ですが、ユキパル女の頭の中では、「ジングルベル」が繰り返し流れています。
クリスマスイブイブをむかえた朝市は、年に1度の〝サンタ祭り〟状態。八戸せんべい汁、おでん、コーヒー&ピザなど、いろんなお店でサンタさんが忙しく働いています。
東側駐車場からストリートを少し行ったところには、大阪・二代目通天閣でおなじみの幸福の神さまがいて、この方もサンタ帽をかぶってほほえんでいます。
通天閣の展望台といえば、「ビリケンさん」。トンガリ頭につりあがった目、笑った口元。ちょこんと座っている姿は、ちょっと変わったキューピーさん、といった感じ。愛嬌たっぷりです。アメリカの女性アーティストが、夢に出てきた神様をモデルに作ったそうで、なんでも願いを叶えてくれる幸福のマスコットとして人気。足のウラを撫でると幸せになれるといわれています。
でも、どうして朝市にビリケンさんなのか? じつはずっと気になっていましたが、今日こそ聞いてみよう。
ビリケンさんは、お店のマスコットを求めて三千里…というかネットサーフィンしていたご主人が発見し、3年ほど前にこの「大沢商店」さんに降臨した(買った)のだとか。「あのビリケンさんのお店ねって覚えてもらえれば、いいなと思って」とご主人は言います。
たしかに! ビリケンさんはインパクト抜群で、待ち合わせ場所にしたいくらいです。
が! もう一つ、気になっていることがありました。それは、こちらで売っている「安納いも(あんのういも)」。種子島特産の安納いもはとっても甘くて、いもというよりはほとんどスイーツだとか、冷めてもおいしいとか、噂は聞いていましたから。
さっそく買って食べてみようとしたら、
「私にもひとつください」
後ろからかわいらしい声がします。上品な茶色いコート姿のお姉さんが立っていました。
「じつはず~っと気になってたんです。今年中に食べられてよかったぁ」
幸せそうに顔をほころばせて去って行くお姉さん。勇気を出すきっかけを作ってあげられて、こちらこそ、よかったぁ。
あなたもず〜っと気になっていたこと、ありませんか?
たとえば次回、12月30日は、今年最後の館鼻岸壁朝市です。
(29日土曜日には、「海の朝市」の歳末臨時朝市もあります)
今年の汚れは今年のうちに!
今年の朝市も今年のうちに! ですよ。
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