
vol.40【ステージって、どうやって作るの? タヒチアンダンサーの舞台裏】~⑤衣装を準備しよう~

タヒチアンダンスの衣装といえば、植物を使った華やかなヘッドアクセサリーや腰飾り、色鮮やかなパレオなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
では、あの衣装はいったい何でできているのでしょう?
実は、衣装に使う材料はとても幅広く、植物の葉や繊維、花などの自然素材から、布、貝殻、羽根、木の枝、さらにはホームセンターや100円ショップで手に入るものまで!
アイデア次第で、さまざまなものが衣装の材料になります。



タヒチでは、植物の葉や繊維、花など、自然から採れる素材が使われています。
私も、お花屋さんに注文した草花で衣装を作るのが1番好きです。
草花の香りに包まれ、自然のエネルギーをいただいていることを実感できるからです。
草花以外にもいろいろな材料があります。
例えば、海をテーマにした曲を踊るときには、衣装にたくさんの貝殻を使いたくて、実際に海岸へ拾いに行きました。
ただし、拾ってきた貝殻をそのまま使うわけにはいきません。
臭くなるんですよ、そのまま使うと。
臭いや汚れが残らないよう、衣装に使える状態にするための下処理も必要です。
ここにはちょっとした秘密の工程があるのですが……その方法は内緒です(笑)。
布、手芸店だけでなく、ホームセンターや雑貨店などもチェックします。
以前、「オレンジを採って、食べて、みんなに分けて……」というストーリーをテーマに振り付けをした曲がありました。
その曲を踊るときは、衣装もオレンジだらけに!
実際にオレンジを採るシーンも表現したかったので、「網を使っちゃおう!」と思いつきました。
そこからが大変。まず、オレンジを買いあさり合計20個くらい食べた気がします。
そして、イメージにぴったりの網探しが難航。
八戸じゅうのホームセンターを探し回ることに!
農業コーナーを見たり、漁業ネットを探したり、網探しの旅です(笑)。
こんなふうに、最初は衣装と関係のなさそうな売り場で、思いがけない材料に出会うこともあります。布を縫い合わせるだけでなく、切ったり、貼ったり、結んだり。衣装づくりには、意外と「工作」に近い作業も多いのです。
もちろん、見た目が気に入れば何でもOKというわけではありません。
実際に踊ることを考えると、重すぎないか、動いたときに外れないか、肌に当たって痛くないかなども大切です。
タヒチアンダンスは腰を大きく動かしたり、頭や腕を使ったりする動きが多いので、踊ったときの見え方や動きやすさも考えながら材料を選びます。
せっかく素敵な材料を見つけても、踊っている途中で落ちてしまったら大変!
材料を探して、組み合わせを考えて、少しずつ形にしていく。
完成した衣装でステージに立つ瞬間は、やっぱり特別です。
次回は、こうして集めた材料を使って、どのようにステージ衣装を決めていくのか?
曲のテーマや振り付けとの関係も含めてご紹介します!





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