大谷学長コラム

八戸ライフスタイル ⑱  どや! これが中核市の戦略だ

 八戸市は、平成29年から中核市になる事が政令により決定した。とりあえず「中核市だぞ!どや」と威張れる事においては大変喜ばしいが、あまり喜んでもいられない。とりあえずの「中核市!八戸!」。奇麗ごとを言っている場合ではなく、生き残りをかけて差別化戦略を立案しなければいけないのだ。

三社大祭山車組

次世代の八戸三社大祭〜山車アーティスト夏坂和良さん

八戸三社大祭で吹上での連続7回の記録をはじめ合わせて13回の最優秀賞を獲得している名実ともに山車製作者の第1人者の山車絵師・山車アーティストの夏坂和良さん。「様々なスタイルがあった昔と比べてあまり面白くない」。ユネスコの世界遺産登録が期待される中で、神事なのか観光なのか、夏か秋かという開催時期など、お祭りの未来に向けて課題と希望を語ります。

大久保直次郎さんの八幡馬

 青森県八戸市を中心とする南部地方に、古くからある郷土玩具のひとつ八幡馬の魅力は、素朴な美しさ。もともとは子どもの玩具でしたが、今は結婚、新築などのお祝いやお土産、記念品として広く愛され使われています。青森県伝統工芸士で鉈の一刀彫り伝統型鉈削り四代目の大久保直次郎さんは、一鉋一鑿(いっぽういっさく)という伝統的な技法で八幡馬を作り続けています。その素朴な美しさは、八戸市根城にある萱葺屋根の自宅につながる工房で生み出されます。