八戸館鼻朝市の本格珈琲。
手作りピザとコーヒー ピーマン
喫茶店は、人と時を結ぶ架け橋。
「喫茶店は辞められないよね。やっていれば色んな人に会える。新しい顔にも懐かしい顔にも。それが楽しいんだよ」
八戸市十六日町にある「ピザとコーヒーの店 ピーマン」は、昭和50年の創業当初から自家焙煎のコーヒーにこだわり続けて36年。老若男女が世代を超えて集う場所でもある。
「喫茶店はやっぱり、コミュニケーションと情報交換の場じゃないとね。年齢や性別に関係なくね。そこで人同士が繋がって、輪が広がっていくのが楽しいんだよ。それが俺の仕事かなと思う」
そう語るのは、マスターの須藤憲男(すとうのりお)さん。3年前から店内で始めた【ゆるゆるライブ】はアーティストとお客さんが気軽に音楽を楽しめる場となり、はちのへホコテンなどの路上ライブへと発展した。同じ頃から館鼻朝市にも出店し、ピザとコーヒーを提供しながら写真アルバムなどで観光客に向けて八戸をPRしている。
「朝市は観光客にとっても、その土地の情報を直接得られて、人にふれ合える場所。八戸の良さを知ってもらうのに、あんな楽しい場所はないよ」
今年は、南郷サマージャズにも出店するし、お祭りもやってくるし、で、須藤さんはワクワク興奮して夜も寝られない。
焙煎工房 珈琲の香(かふぇのか)
珈琲は、 暮らしのスイッチ。
八戸市鮫町に珈琲豆の焙煎を専門で行う工房がある。住宅地の中の小さなログハウスには所狭しと袋詰めやガラスボウルに盛られた世界各国の生豆が並び、ほのかに焙煎時の香りが残る。
もともと手焙煎で珈琲を楽しんでいた船舶員のご主人、佐々木正人さんとともに昨年末、焙煎工房『珈琲の香』をオープン。奥様の順子さんが、平日のお店を切り盛りしている。
珈琲は焙煎の仕方で味が決まる。焼きたての風味と味わいを引き立てるため。新鮮で質の高い豆を注文後に焙煎し販売している。焙煎前と後は手作業で不良豆を必ず取り除く。
「五感をフルに使って豆と話しながら、毎日が豆との格闘です(笑)」
青臭い大豆のような生豆が、焙煎機に入れてじっくり加熱することで、深く華やかな香りが立ち上ってくる。
「珈琲ってスイッチの役割があるような気がするんです。朝の目覚めやゆっくりしたい時とか—。そのスイッチを自宅でも美味しく楽しんでほしいですね」
豊かな時間の演出に美味しい珈琲はいかが?
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。