
vol.20 タヒチアンダンサーの冬

冬は苦手です。
とにかく、寒いのが苦手で、気持ちはふさぎ込み、体もキュッと縮こまります。
熊並みの冬眠本能が働いています。
(最近の熊は冬眠しないらしいですね…)
毎朝毎朝、「あと5分布団にいても間に合うだろう」という気持ちと戦っているようでは身がもたないので、ストレッチクラスを実施するにあたって勉強した本の内容を実践しています。
ここからは、「朝が得意!朝型人間です!」という方には参考になりません。
でも、朝じゃなくても自律神経を整えるためには効果があるようなので、参考にしてみてください。
下の3つのことをだいたい30秒くらいずつやることで、絶対に布団から出たくないような冬の朝も、なんとか活動を開始することができています。
①体全体にギュッと力を入れる。
↓
力を抜く。
②手と足の指だけにギュッと力を入れる。
↓
力を抜く。
③鼻から息を吸って口から細く長く吐く。
これだけなので、布団の中にいながら実施することができます。
③の後、コップ1杯のお水を飲むことができたら文句なし!
100点満点の朝です。
朝でさえ活動開始に一苦労ですので、ダンスレッスン前もどうしても夏場とは様子が異なります。
やる気はあっても、どうにもこうにも体の動きが悪い…!
レッスン前にも①~③の動きを取り入れ、さらに秋までよりもウォーミングアップの時間を多めにしています。
冷えた体で無理に動くと、腰、股関節、膝…どこかに必ずダメージが来ます。
冬には冬の役割があると考え、なかなかオンシーズンにはじっくりとできない
・振り付けの確認を丁寧に
・指先の動きなど雰囲気づくりの練習
などを生徒と一緒にやっています。
タヒチアンダンスのオンシーズンは、踊ることで精いっぱいになることが多いです。
オフシーズンである冬は、
「この振り付けの意味は?」
「どんな表情で踊る?」
そんな問いをひとつずつ重ねることができます。
オンシーズンに輝くための、タヒチアンダンサーの冬仕事です。
みなさま、良いお年をお過ごしください。
次回の投稿までもきっと厳しい寒さが続くでしょうが、ぜひ紹介した動きで心身が少しでも整いますように。





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