
vol.24 整える。〜最近なに捨てた?〜

「整える」をテーマに書いている5回目です。
タヒチアンダンスをしていると、物が増えます。
羽。
貝。
造花。
そして「いつか使うかもしれない」衣装の材料たち。
気づけば、タンスまるまる1コがほぼ南国。
昔の衣装も、
もう着ないとわかっているのに、なかなか手放せません。
「あのステージ楽しかったなあ」
「これ、時間かけて縫ったんだよなぁ」
思い出までセットで付いてくるから、厄介です。
以前、“断捨離”という言葉が流行りました。
物を減らして暮らしを整えるという考え方です。
私はこの「断捨離」がわりと好きです。
『洋服を一着買ったら、家にある一着を手放す。
手放せるものがなければ買わない。』
これが、自分で決めた小さなルール。
クローゼットは穏やかに保たれますし、
「これ欲しい〜!」の3秒後に
「……で、何を手放す?」と一度立ち止まれます。
衝動買い防止装置としても、なかなか優秀です。
……が。
衣装に関しては、話が別。
「これはまた使うかもしれない」
「貝、今値上がりしてるし」
無理無理、捨てられない。
ですが今年、タンスの中と向き合いました。
——今の私、これ全部使う?
勇気を出して、いくつか手放しました。
すると、タンスが軽くなっただけでなく、
なんだか自分まで軽くなった気がしました。
物が減ると、視界が変わります。
もちろん、
減らすことだけが正しいとは思っていません。
私は大好きなハリーポッターグッズを見ると心がワクワクしますし、
シーズンごとの新商品をご褒美に買うのを楽しみにしています。
大事なのは、
“なんとなく増える”をやめること。
整えることは、減らすことというより、
“選び直すこと”なのかもしれません。
もしかすると、整えたいのは物だけではないのかも。
いつのまにか抱えている
「やらなきゃ」や「こうあるべき」も、
ひとつ、そっと手放せたら——
心の断捨離も、少しだけ効果があるのかもしれません。





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