vol.23 整える。〜朝の5分〜

「早起きは三文の徳」という言葉の由来を知っていますか?

奈良では昔、鹿は神の使いとして大切にされていて、
傷つけたり死なせたりすると罰金があったそうです。

だから朝早く起きて家の周りを見回り、もし敷地内で鹿が死んでいたらすぐに届け出る。
そうすれば罰金を免れたり、トラブルを避けられる=三文得をする。

そんな話を、昔ガイドさんから聞いたことがあります。

そのときは「なるほど」と思ったのに、私は昔から早起きが大の苦手です。
まず10分おきにアラームをセット。
さらに目が覚めてから起き上がるまでに、長い葛藤。

それでも「朝型の人って素敵だな」という憧れだけは、ずっと持っていました。
最近ふと、いま話題のChatGPTに“朝型の始め方”を聞いてみました。

「朝のお散歩を習慣化しましょう」なんて言われたら諦めようと思っていたのですが、出てきたのは意外にも小さなこと。

カーテンを開ける。
白湯を一口飲む。
深呼吸を三回。
ベッドを軽く整える。

どれも一分とかかりません。

これくらいなら、寝坊助キングの私でもできるかも。
そう思って始めてみたら、気づけば数か月続いていました。

八戸に来てから、朝の過ごし方に目が向くようになりました。
銭湯の開店の早さと、朝市の早朝からの賑わい。
八戸の人は「朝から生きている」という印象です。

そんな空気に触れていると、完璧な早起きでなくても、五分だけでも朝に参加してみたくなります。
まだ三文には届かないけれど、せめて一文。

それくらいの徳を感じながら、今日もカーテンを開けています。

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