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返上! 肥満県、短命県。ハチガク式で絞れ!〜八戸学院大学学長・大谷真樹 第6回


ハチガク式ダイエット1

体重計に乗るたびに嘆き悲しみ、腹をつまみ、諦めてヤケ食いしている貴方。朗報である。
モニター実証実験の結果、4週間で平均4・4キロ減量に成功したプログラムが救世主として現れた。しかも「地元の地元による地元のための」健康増進プログラムである。
今年4月から「八戸学院大学八戸学院短期大学総合研究所」という長たらしい大学短大の附置機関は、「八戸学院大学八戸学院短期大学地域連携研究センター」という更にとんでもなく長い名称に改称改組された。直通電話が掛かってこようものなら逃げ出したくなる名称だ。そしてなんとセンター長は私だ。全てにおいて意気込みが感じられるのだ。
そのセンターの役割は、文化、産業振興、スポーツ振興、国際交流の大きな柱の元、従来の研究のみならず、まさに地域の方々、企業や行政と連携しながら、地域の未来作りを提案、自ら積極的に推進していく事にある。これからの地方大学の機能は、高等教育機関である事に加えて、地域の未来作りのシンクタンク並びにサービス業でなくてはならない。


ハチガク式ダイエット2

すでに文化、産業振興、スポーツ事業など多くのプロジェクトがセンターにて進んでいるが、先日公開されたハチガク式ウエルネスプログラム事業は、まさに地域の課題を解決し、産業振興にもつながるモデル事業であると自負している。
短命全国ワーストクラス、小学生の肥満ワーストクラスと汚名を喫する青森県であるが、根底にあるのは、本人はもとより、地域社会の健康に関するリテラシーの低さ、青森県特有の諦めを美徳とする「青森型敗北主義」である。また所得が低いと嘆くだけで、今の健康への投資は将来の医療費を考えると遥かに経済的にも救われ合理的であることを理解出来ていない。その情報提供不足や指導不足にある。以前書いているように八戸を中心とした県南地域は、多種多様な野菜や海藻や青魚類に恵まれていて、とても健康的な食生活を首都圏より遥かにリーズナブルに過ごす事が可能な恵まれた地域だ。あとは正しい情報知識と生活習慣を正す事。そして運動だけでは効果的な改善は難しいので複合的に取り組む事で健康増進の成功率は高まる。


ハチガク式ダイエット4

今回、「八戸学院大学八戸学院短期大学地域連携研究センター スポーツ振興室 科学トレーニングラボ」という気絶しそうな名前の研究室が開発したウエルネスプログラムは、本学教員が監修した。
(1)朝の短時間で可能な運動メニュー指導、
(2)食事指導メニュー、
(3)生活習慣指導メニュー、アメリカとフランスの技術から生まれた
(4)機能性ウエアから構成される。
メニューを守りこなしながら夜は機能性ウエアを着て寝るだけで、代謝が向上し、結果として減量が実現出来る。4週間のモニターによる実証実験によると平均4・4キログラム、もっとも効果が小さかった方でも2キロの減量に成功している。4週間目以降も自発的にプログラムをこなしているあるモニターは2ヶ月で12・5キログラムの減量に成功して、スーツが台無しになったと嬉しい悲鳴をあげていた。またプログラムの運動メニューの理解を助けるために動画サイトでは無料で運動メニューの動画を公開している。そして参加者のモチベーションを高めるための会員コミュニケーション機能、体重管理機能を完備したアプリケーションも準備されている。また身体のミトコンドリアを細胞レベルで活性化し代謝の向上維持をサポートするサプリメントもメーカーと直接開発し、リーズナブルな価格で提供を始めた。
確かに初期費用は1万円ほどかかるが、結果として将来の恐ろしい生活習慣病や伴う各種疾病とその高額な医療費負担を回避出来るようなカラダの改善が4週間で実現出来るのであれば、優れた自分への投資であろう。よってこの1万円は失う費用ではなく、将来自分に還ってくる投資なのだ。まずはインスタントラーメンを食べながら健康保険料を払い続けている矛盾に気づき、長期的に健康投資について考え直しては如何であろうか?

その前に、喫煙者は年間20万円ほどの自分への不健康投資を即刻やめるべきであろう。ハチガク式ウエルネスプログラム第二弾は禁煙プログラムと決めている。
まさに地域の皆が本当は何とかしたいと思っている「課題」解決のためのプログラムを私たちは提案していく。その研究活動費のためにウエルネスプログラム売上げの一部が大学へ寄付還元される仕組みになっている。これは地域とのWINーWINの「いい感じ」な連携なのだ。

 この記事は、八戸マガジン『ユキパル15』に掲載されています。お求めは→こちら


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