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虎鯖棒鮨

虎鯖のうまさを伝えて全国行脚〜八戸ニューシティホテル 板長こと谷口圭介さん

ブラタムラの視点


虎鯖〜谷口圭介01

板長との初対面は、彼が東武船橋店の物産展に初出店したあとの2009年でした。
八戸産品の販路開拓事業に従事していた当時の私に、共通の知人から、板長の相談に乗ってほしいとの連絡がきっかけでした。それまで面識はないものの職業柄、板長のことはちゃんとチェックしていて、実は物産展初出店をぜひ自分の手で、などと勝手に妄想してました……。
それはかなわなかったのですが、それをご縁に以来これまでお付きあいして分かった事、市民の皆様にお伝えしたいこと、それは「商品・人柄ともに八戸の財産である!」ということです。お客様はもちろん取引先の担当者を味方につける力(魅力)があり、今青森県を八戸のイメージを上げている立役者の一人であることは間違いないと確信しています。外貨獲得とともに間違いなく八戸の観光面にも貢献しているのです。
残念ながら地元ではそこのところがよく知られていない!ドンドン…地団太踏んでます!
そんな板長ですから取材等何かにつけ彼一人にスポットがあたることは当然で喜ばしいのですが、彼を支えるスタッフも素晴らしいのです。
八戸市民が全国に自慢していい「虎鯖」は【チーム板長】の力の結晶です!

「虎鯖」をブランドに


虎鯖〜谷口圭介02

「虎鯖棒ずし」「鯖のみそ煮」「〆鯖刺し虎鯖」を製造販売して全国の物産展に出展し対面販売を続けている八戸ニューシティホテルの板長・谷口圭介さん。
鯖のことならまかせてと自負する谷口さんが本腰を入れて鯖料理に取り組んだのは約30年前、子供の頃に食べた鯖のみそ煮からでした。
どうしたら人工甘味料を使わずに昔の味になるのか。試行錯誤の果てにようやく3年後、地元の南部町で取れる杏の一種「八助梅」にたどり着いたのでした。
「虎鯖」は八戸ではあまり美味しくない鯖というイメージでした。
それを「美味しい八戸の鯖」の代名詞にしようと思い、谷口さんはあえて「虎鯖」の名で商標登録、意匠登録を行いました。特に大好きだった〆鯖では、特に鯖には多いアレルギー物質ヒスタミン対策に万全の注意を払い、昔の柔らかく、刺身のような〆鯖本来の味の「虎鯖」は、何度もやり返した失敗の連続の末に、虎鯖は2006年にその味が確立されました。
そして今、主力商品は「虎鯖棒すし」は2008年に百貨店の店長さんから棒寿司を作ってと促されたのです。八戸には棒すしの伝統はありませんので、見たことも作ったこともない。そうして作った「虎鯖棒すし」は評判となり、のべ年間60週以上にもおよぶ全国各地の物産展出店への始まりでした。

ブログで八戸ファンを増やす


虎鯖〜谷口圭介03

「こっちの文化を発信することが大事と考えて始めたブログ「鯖の味噌煮とバスケのコーチ(経営者会報)」はほとんど毎日更新するようにしています。
そのおかげで「何処に行っても“板長”って声を掛けられる(笑)」
お酒好きな人たちの聖書(バイブル)と呼ばれる漫画『酒のほそ道』にも取り上げられました。知り合った人たちにタラを食べに八戸に来ませんか?とブログに書いたら、参加者が集まり「八戸を喰らう旅」(泊まって飲んで食って1万円!)として恒例化しているのです。
宿泊は虎鯖三昧コース(一人2500円)など魅力的なメニューです。

谷口 圭介(たにぐちけいすけ)
八戸ニューシティホテル常務取締役。昭和31年(1956年)生まれ。昭和50年(1975年)八戸光星学院高校、新宿調理師学校を卒業後、2年間、新宿の割烹店で修行。昭和54年(1979年)に八戸に帰省後に八戸ニューシティホテルを設立。同ホテルの厨房の板長に就任。「谷口板長の〆鯖刺し」を「虎鯖」と変更し、「虎鯖棒すし」の旨さで全国の物産展に出店。全国各地に多くのファンを持つ。
八戸ニューシティホテル
031-0073青森県八戸市売市二丁目12-21
TEL 0178-46-0311 FAX 0178-46-2891

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