
vol.38【ステージって、どうやって作るの? タヒチアンダンサーの舞台裏】~③それ、地毛?~


タヒチアンダンスのステージでは、ヘアスタイルについて聞かれることも多いです。
ウェーブの、腰までくらいあるロングヘアをなびかせて踊る姿が印象的なのか、「それ、地毛?」と聞かれることも。笑
タヒチを訪れたときも、街で見かける女性は、若い人から年配の方までロングヘアの方がとても多いと感じました。長い髪を自然に楽しんでいる姿が、とても素敵で印象に残っています。
タヒチアンダンスでは、髪も身体の動きの一部。腰や上半身の動きに合わせて長い髪が揺れることで、踊りに躍動感が加わります。
また、髪の毛には、自分がこれまで経験してきたことや知識などの「魂」が宿ると信じられてきたという歴史的・文化的な背景もロングヘアの理由のひとつのようです。
私自身も、踊るようになってから髪を伸ばしました。
ステージ本番の前日から、ヘアスタイルの仕込みが始まります。
髪を何本もの細かい三つ編みにして一晩寝て、本番直前にほどくと、細かなウェーブのついたロングヘアの完成。
そこに衣装に合わせた頭飾りをつけると、ぐっとタヒチアンらしくなります。
もちろん、ウィッグを使ってもOK!
私も以前、1度だけウィッグをつけて踊ったことがあります。
しかし、早着替えで大事件が。衣装を脱ごうとしたらウィッグが絡まってしまい、時間はない、衣装は脱げない、ウィッグも取れない!
結局、ウィッグを舞台袖に投げ捨てて、そのままステージへ。ということがありました。
華やかな舞台の裏側では、こんなハプニングもあります。
そんな経験もあり、生徒さんにはウィッグを必須にはしていません。
生徒さんには、それぞれの髪の長さや量、クセなどを活かして、その人に似合うヘアスタイルを提案しています。
一方で、「私もロングヘアで踊ってみたい」と髪を伸ばす人や、ステージの日だけウィッグをつけて大変身を楽しむ人もいます。
地毛を活かすのも、ウィッグで変身するのも、どちらもステージならではの楽しみ。
衣装、メイク、頭飾り、そしてヘアスタイル。踊りだけではなく、ひとつひとつを仕上げていくことで、ステージが完成していきます。
次回は、メイクについて書きますので、お楽しみに!





この記事へのコメントはありません。