もっとカッチャの光を

新型コロナウィルスの拡散が止まりません。どのように収束するのかは全く分かりませんが、これは天災なのか人災なのでしょうか? 人工的に作られた細菌だという風説も流れてくると、ますますその思いが強くなります。
東日本大震災から9年がたちました。地震と津波に関しては天災と言えるでしょうが、福島第一原発の被災は明らかに人災。福島の事故は「アンダーコントロールできた」として、日本(東京)は復興オリンピックを進めてきましたが、ここにきて開催そのものが不安視される現状です。中止や延期を望む者ではありませんが、世界経済までが萎縮する現実を伝えられると、日本はもとより人間の築いてきた文明社会がこんなに脆いものだったかとあらためて気づかされる思いがあります。
第三者的に大所高所から述べる資格も権利もありませんが、当事者として自分自身が何ができるかを考える時、海岸に押し寄せる大津波を呆然として見ていたあの時の無力な感覚がよみがえります。
誰もが見通せない未来への不安を抱いている中で「現実」に対する当事者として、せめて自身が何ができるかだけは考え続けていきたいと思います(ほかにできなくてもそれだけはできる)。
こんな時こそ〈イサバのカッチャ〉の明るさ、ヴァイタリティが必要だと念じて71号をお届けします。

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