ジーパン学長・大谷真樹『八戸ライフスタイルのすゝめ』
八戸で生まれたあと、父親の転勤で県南と津軽の生活を経験し、東京での大学生活、東京大阪のサラリーマン時代、また仕事で訪れた海外は65ヵ国。思えば51年の人生でずいぶん多くの土地を見てきたものだ。
そして今、即座に断言できるのは、その多くの訪ねた土地の中で八戸がいちばん素敵である事。これは間違いない。
八戸で生まれたあと、父親の転勤で県南と津軽の生活を経験し、東京での大学生活、東京大阪のサラリーマン時代、また仕事で訪れた海外は65ヵ国。思えば51年の人生でずいぶん多くの土地を見てきたものだ。
そして今、即座に断言できるのは、その多くの訪ねた土地の中で八戸がいちばん素敵である事。これは間違いない。
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展望台から真っ白な青葉湖を眺める。 固形の水彩絵の具は小さな粒でも長持ちするけど、雪景色ならいっそう節約できるね。 白を描くとき...
その年最初のきのこが採れると、食卓の真ん中に大きな鍋が上る。 煮干だしの味噌汁にはカックイがたっぷり。 阿房宮の黄色、白い大...
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ほど焼き 棒鱈と寒大根の煮つけ 黒豆の煮豆 春、農家の朝は早い。夜明けとともに仕事を始め、朝7時には「こびりっこ」(おやつ)。 ...