ポール佐藤の「まちの音まちの色」第17回
5月の最終日曜日。八戸中心街の歩行者天国に合わせて、『ヤグラ横町ストリートライブ』が始まった。 通行止めとなっていたヤグラ横町に光をあてたのは、音楽好きな喫茶ピーマンのマスターと、その店に集うアマチュア音楽家たちだった。
5月の最終日曜日。八戸中心街の歩行者天国に合わせて、『ヤグラ横町ストリートライブ』が始まった。 通行止めとなっていたヤグラ横町に光をあてたのは、音楽好きな喫茶ピーマンのマスターと、その店に集うアマチュア音楽家たちだった。
通りかかる度にずっと気になっていた絵になるビストロ。 職場の食事会で初めて入った。店の中もいい雰囲気で、食べたことのない本場のチ...
「愛がない」と呟いた。先日久しぶりに北海道ニセコに数日滞在した正直な感想だ。この町は何かおかしい。成熟した社会における観光地再生のヒントを探し求めて何度も北海道ニセコに足を運んだ。八戸にはニセコを越えるキラーなコンテンツにあふれていた。
何を隠そう私は「八戸鯖大使」であり、イカをPRするわけにはイカない。大学に奉職する前に職業を聞かれた時は胸を張って「大使である」と答えていたものだ。八戸は「イカ水揚げ日本一」であるが、世には「日本一の鯖、八戸前沖鯖」を強く推奨したい。八戸の誇る脂ののった美味しい「鯖」であるが、その驚くべき鯖パワーは意外と知られていない。
八戸の優位性は「ほどほど」さ。ほどよい街の規模にあると気づいたのは、大学に腰を落ち着けじっくりとこの街を観察してからだった。海外から見ると大都会の八戸であるが(フランスではベスト10以内に入る大都市に相当する)、我々八戸市民は「田舎」だと勝手に決めつけている。しかし、この規模感が良いのだ。
冬こそ遊びまくれ! と、威勢良く言ってみたものの、誰にも負けないくらい寒がりな自分である。
冬の週末は、誰が何と言おうと背中を丸め炬燵に入り、ミカン三昧とマラソン中継観戦に限る。そして昼から熱燗とうたた寝、いつの間にか爆睡。翌日、早朝の温泉で凝った肩をほぐす。
何ともいえぬ幸せ感溢れる、八戸地方の典型的なお父さんの冬の週末の姿であろうか。
ところが最近、少し「変な方々」が現れ始めた。イキイキとこの冬に、外を自転車で駈けているのである。
八戸学院大学短大地域連携研究センターが青森県と共同で開催した「あおもり創発塾シンポジウム」での勝手かつ無責任なる私の発言から、あるムーブメントの試みはスタートした。
早速フェイスブックに「種差ビーチランナーズクラブ」なるページを作成し、早朝日の出時刻に三々五々集まり、1周約1キロの芝を好きなように走る事とした。日曜日にはこの地域ムーブメントの小さな芽を育てるために本学陸上部女子駅伝チームも一緒に練習をすることにした。日曜午前は高校生や近隣の駅伝チームなども加わり、けっこう賑やかなランニング風景となりつつある。
台風が近付いていて雨模様の日曜日。僕は愛車の軽バスで海へ向かった。最近お気に入りの「大橋トリオ」を聴きながら。上機嫌でやってきたものの、白浜海岸には人影も無く、もう夏がいってしまったかのようなもの寂しさだ。
今年4月から改称改組された「八戸学院大学八戸学院短期大学地域連携研究センター」。センター長は私だ。体重計に乗るたびに嘆き悲しみ、腹をつまみ、諦めてヤケ食いしている貴方。朗報である。モニター実証実験の結果、4週間で平均4・4キロ減量に成功したプログラムが救世主として現れた。しかも「地元の地元による地元のための」健康増進プログラムができた。
夏の間、市内もあちこちの庭先で、こんな華やかな色に出会う。どこか南国情緒が漂う艶やかな花が、垣根を乗り越えて咲き乱れ、コンクリー...